昨夜

昨夜は隣の部屋が深夜までうるさかった。
男女4・5人の声。6畳のアパートでよくやるよな、と思う。
何かゲームをやって盛り上がっているらしい。
笑い声や話し声だけならまだしも、手拍子なんか打っている。
いい加減にしてくれと思いながら、テレビで映画を見る。
金曜日は各局で映画をやっているので三時ごろまで見ていた。

隣の声はおさまらない。
できる限りの抵抗として壁をたたく。少し静まった。
しかし、時間が少し経つとまた盛り上がり始める。
今度は壁をたたいてもなかなか静まらない。
こちらもむきになってたたく。
拳でやると痛いのでティッシュ箱でたたく。
効果は一時的なものでしかなくすぐにまたうるさくなる。
ふと、なんだか馬鹿らしくなって布団にもぐる。
三十分ほど寝付けなかったが気づいたら眠っていた。

朝10時頃に起きる。
壁を見るとティッシュ箱の紫が移っている。
昨日の夕食の残りを温めながらテレビをぼんやり見る。
朝食を食べ終えると呼び鈴が鳴り、郵便が届く。
送り主は母親で、就活の冊子とチョコが入っていた。

図書館にでも行こうと外に出ると、大家の婆さんと住民の男がいる。
昨日の騒音について話している様子である。
大家は苦情の紙を貼ろうと言っている。
二人の横を会釈をして通り抜け、図書館の方へあるく。今日は暖かい。
人の少ない図書館につくと、パソコンを開き、この日記を書いた。